いまみちともたか さんといえば、BARBEE BOYSのリーダー兼ギタリストとして知られる存在です。
スラリとした長身に逆立てた髪の毛、トレードマークの丸いサングラスが特徴で、ビジュアル的にもバービーボーイズの印象を決定付けた存在といえるでしょう。
バービーボーイズといえば男女のツインボーカルに注目されがちですが、実はイマサさんのギタープレイ、曲作りの巧みさが土台をささえています。
この記事では、いまみちともたかさんが“天才”と呼ばれる理由や、玄人ほど唸るギターセンスについてまとめます。
この記事でわかること

時間がない人向けに重要部分は黄色ラインで読めるようにしています。
いまみちともたかはバービーボーイズの“設計者”だった
本名:今道 友隆(読み同じ)
生年月日:1959年10月12日(66歳)※2026年5月時点
出身:東京都
家族:父は元東京大学名誉教授の今道友信、妹はピアニストの川口信子、母はソプラノ歌手だったが幼い頃に離婚し父の元で育った
いまみちともたかさんの凄さは、「ギターが上手い」だけではありません。
バービーボーイズという特殊なバンドを、音楽的に成立させていたことにあります。
・男女ツインボーカル
・ボーカルがサックスも吹く
・男女の会話劇のような歌詞
など、これまでにないバンド構成で話題になりました。
その中心にいたのがほとんどの楽曲で作詞・作曲を担当していた”イマサ”こと、いまみちともたかさんでした。
代表曲の
「目を閉じておいでよ」
「女ぎつね on the Run」
などにもイマサさん独特の歌詞のセンス、ソリッドなギターフレーズが際立っています。
単なるギタリストというよりバンド全体の空気を設計していた人物だったといえるでしょう。
いまみちともたかが“天才”と言われる2つの理由
いまみちともたかが”天才”と言われる理由は大きく2つ挙げられます。

好きすぎて長文になっていますので、サクッと知りたい人は黄色いアンダーラインだけを読んでください。7、8割言いたいことがわかります。
《天才と言われる理由①》バンド構成、ビジュアルまで考え抜いた総合プロデュース力
バービー最大の特徴ともいえる「男女で掛け合う会話劇のような歌詞」。これを生み出したのがイマサさんといえるでしょう。
「男女が共に歌う」というと、それまでの昭和歌謡の世界というお決まりを打ち破り、きわどい、そして時にせつない男女の心模様をロックをベースにした楽曲に持ち込んで、見事なまでに仕立て上げた功績は”パンクの生みの親”といわれるマルコム・マクラーレンくらい、斬新で画期的な、いわば「発明」ともいえる功績といえるでしょう。
そして、ツインボーカルというコンセプトはもちろんのこと、5人が揃った時のバランスを考えて、バービーボーイズという集合体をビジュアルも含めて完全にプロデュースしていたのがイマサさんであると思われます。
《天才と言われる理由②》スタイリッシュでソリッドな職人的ギタープレイ
バービーの楽曲においてまず耳に残るのがイマサさんのギタープレイです。しかし、それはボーカルを邪魔するものではなく、楽曲に彩りを与える作業に徹した職人的なギターなのです。
ストラトキャスターが奏でる乾いたソリッドな音のカッティングが気持ちいいと思ったら(ex.#泣いたままでlisten to me)、キラキラのアルペジオで切なくさせる(ex.#ダメージ)。はたまた、同じ曲のなかで様々な演奏方法で魅了する。そんなギターの魔術師のような存在なんです。
ビートルズが音楽の原体験というイマサさんは、アメリカの弾けたポップソングが流行していた80年代に、イギリスの乾いた空気感を日本の音楽界に持ち込んだ第一人者ともいえるのではないでしょうか。その音色が斬新だったこともバービーボーイズが注目される一因だったと思われます。
また、音源ではギターを重ねられますが、これをライブでもサポートギタリストなしで一人で再現していたのも驚きです。ライブでの再現力が高いバンドは売れるという鉄則も満たしています。
つまりイマサさんは、斬新なバンドスタイルとビジュアルを含めたバンドの総合プロデュース、当時主流のアメリカ的ポップセンスではない、イギリス的な乾いた音色を取り入れ、そして緻密で職人的なギタープレイでバンドを牽引した人物といえます。
いまみちともたかは もっと評価されるべきギタリスト
いまみちともたかさんは、一般層から見ると「バービーボーイズのギターの人」という印象かもしれません。しかし、音楽好きや演奏経験者ほどイマサさんのギタープレイと楽曲制作能力を高く評価しています。
楽曲提供は有名なところでは、松田聖子さんや小泉今日子さんに楽曲提供しています。

聖子さんには「裏庭のガレージで抱きしめて」(チャック・ムートン名義)、小泉さんには「あそぼゼ」を提供。「あそぼゼ」は、まんまイマサ!って感じの曲で大好きです。
2009年リリースの椎名林檎さんの「ありあまる富」は編曲、補作曲、として参加。椎名さんの楽曲で本人以外が作曲に関わるのははじめてのこと。しかもイマサさんが担当したのは大サビの部分。曲の最も重要な部分を任せるということは、相当な信頼とリスペクトがあると思われます。
このエピソードからも、イマサさんの業界内での評価が高いことがわかります。SNSでも「もっと評価されるべき」という声が見受けられます。
【まとめ】いまみちともたかは新しい音楽の形を作った天才肌の音楽職人だった
☑️ いまみちともたかさんはバービーボーイズのリーダー兼ギタリスト
☑️ 多くの代表曲で作詞・作曲を担当していた
☑️ 「男女で掛け合う会話劇のような歌詞」を発明した
☑️ さまざまな奏法で楽曲に彩りを与える職人的ギタープレイ
☑️ バービーボーイズをビジュアルまで含めてトータルプロデュースした
☑️ 椎名林檎もはじめて大サビを任せたほど玄人からの評価が高い
バービーボーイズという90年代の音楽シーンを盛り上げたバンドは、イマサさんの職人的な勘ともいえる総合プロデュース力、当時斬新だったギタープレイなど、あらゆる「新しい」が詰まった魅力がありました。それを組み立てて私たちに提供してくれたイマサさんには感謝しかありません。
現在、バービーボーイズはドラムのコイソさんが勇退し、4人体制となって新しい活動をはじめています。スタイルは変わったかもしれませんが、楽曲のパワーはそのままに、当時のかっこよさを伝えてくれています。これからのバービーボーイズにも期待大です!




